自動スイープとは

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自動スイープとは

 自動スイープとは銀行と証券会社の間で資金を自動で入出金するサービスです。

対応している銀行と証券会社

 自動入出金(スイープ)とは楽天銀行と楽天証券の資金移動サービスです。 銀行口座と証券口座を資金が自動で移動するので、お客様による入出金の操作の必要がありません。(引用:楽天証券)

 「預り金自動スィープサービス」は、SBIハイブリッド預金とSBI証券の資金移動サービスです。住信SBIネット銀行にお預けのSBIハイブリッド預金残高を、SBI証券における株式等の買付代金に充当できます。(引用:SBI証券

 2023年4月より、「新生コネクト」が、SBI新生銀行とSBI証券の資金移動サービスとして誕生しました。投資信託にしか対応していないなど、楽天銀行に比べると若干の見劣りはあります。代わりに新生銀行の振り込み手数料が50件も無料になるメリットがあります。

 ネット証券で、評判の良いところは楽天証券とSBI証券でしょう。どちらも自動スイープのサービスがあります。両方とも口座を開設しておくと幸せになれます。(´ー`)

楽天証券の自動スイープ

 楽天証券の自動スイープ機能とその使い方を確認しましょう。

基本機能(楽天証券の自動スイープ)

楽天証券の自動スイープ

 見た目にわかりやすいですね。楽天銀行の普通預金を、自動的に楽天証券へ入金して買い付けできます。逆に楽天証券のキャッシュを自動的に楽天銀行の普通預金に出金してくれます。

 楽天銀行の普通預金金利は、300万円まで0.10%です。300万円を超える部分は0.04%です。日本の銀行の中ではかなり高いです。定期預金でなく、自由に引き出せる普通預金ですからね。これはかなりのメリットです。

買付時の利用イメージ(楽天証券の自動スイープ)

 

楽天証券の自動スイープ買付

 楽天銀行を給与口座にしておけば、楽天証券の投資信託積立で、自動スイープで入金してくれます。楽天証券口座に入金する手間がありません。

 もちろん、クレジットカードや楽天キャッシュでも積立できます。どちらも5万円まで積立できるので、合計10万円まで積立可能です。ポイントがあまりつかないところがデメリットです。ですが、どの会社も客寄せできれば改悪しますから、それほど気にしなくても良いと思います。

投資信託乗換時の利用イメージ(楽天証券の自動スイープ)

楽天証券の自動スイープ乗換

 次は投資信託を乗り換えしたい場合です。2024年の新しいNISAで投資信託の乗換や新しいNISA口座への移行を考えるかたもいるのではないでしょうか?その利用手順を見てみましょう。

 ①乗り換え元の投資信託を定期売却設定を使って自動で定額売却します。

 ②売却金額は楽天証券口座にキャッシュで反映されます

 ③毎日夜間に楽天銀行の普通預金に自動で出金されます

 ④乗り換え先の投資信託を積立設定を使って自動で買付します。

 以上です。一回設定すれば自動的に終わります。終わったら設定を解除するだけです。

出口戦略時の利用イメージ(楽天証券の自動スイープ)

楽天証券の自動スイープ出口

 引退時期の収入源は、①’国民年金または厚生年金と、①投資信託の定率売却を想定しています。年金は普通預金に振り込まれますから気にしなくて良いでしょう。投資信託の定率売却を説明します。

 楽天の定期売却サービスには、定額の売却と定率の売却があります。年4%ルールで取り崩ししたい場合は、月0.3%で売却設定すれば、年3.7%の売却設定になります。定額売却だと金額の見直しが必要なので面倒です。

 ①投資信託を自動で定率売却します

 ②売却金額は証券口座に反映されます

 ③毎日夜間に自動で普通預金口座に出金されます

 ④ ①~③は意識せずに、クレカや電子マネーで使うのみです。

 以上です。楽すぎる!ずぼらな人の神です。ずぼら神です!自分がボケても割と安心できますね。

 あとは、税金を楽天銀行で扱ってほしいが、既得権益がねぇ。。はよ何とかしてほしい。

 

SBI証券の預り金自動スィープサービス

 SBI証券の預り金自動スィープサービスの機能とその使い方を確認しましょう。

基本機能(SBI証券の自動スィープ)

SBI証券の自動スィープ出口

 見た目に少し複雑になっています。代表口座円普通預金が、生活費などで使う口座になります。目的別口座などもありますが、複雑になるので省略です。

 SBIはハイブリッド預金がSBI証券と連携できる口座です。ハイブリッド預金なら金利は10倍になります。つまり、0.001%が、0.01%になります・・・。ほわっつ?

 自動スィープ機能は、SBIハイブリッド預金とSBI証券の間で働く機能になります。振替の部分は自動スィープの機能ではありません。複雑やん。

買付時の利用イメージ(SBI証券の自動スィープ)

SBI証券の自動スィープ買付

 これも少し複雑ですよね。

 ①-1 SBI銀行代表口座へ給与を入金します。

 ①-2 SBIハイブリッド預金に資金を移動するには振替処理が必要です。入金時は自動定額振替が使えます。自動スィープの設定とは別です。

 ②SBIハイブリッド預金のキャッシュは投資信託の購入資金に自動的にスィープされます。SBI証券へ入金処理する必要はありません。

 面倒なので、大抵の人はクレジットカード積立を利用すると思います。金額が大きい場合は、あきらめて定額振替を利用するか、振込手数料無料となる銀行からSBI証券へ直接振り込みですね。

投資信託乗換時の利用イメージ(SBI証券の自動スィープ)

SBI証券の自動スィープ乗換

 投資信託の乗換は自動スィープ機能の範囲で収まりますので楽ですね。楽天証券同様です。

出口戦略時の利用イメージ(SBI証券の自動スィープ)

SBI証券の自動スィープ出口

 SBI証券は、出口戦略が問題です。定期売却は可能ですが、定額しかないので4%ルールを実施したい場合は、金額を調整する必要があります致命的なのが、出金時の自動振り替えができないことですね。なぜですかね?定率はともかく自動振り替えはしてもらわないと使い勝手が悪すぎです。

楽天証券がおすすめ(ずぼら人には)

 色々と自動で処理してくれるので、いまのところ、楽天証券をメインで使っています。SBI証券も使っていますけど、引退時期には早々に売却か移管すると思います。

SBI証券とSBI新生銀行の組み合わせもオススメ

投資信託しか利用しないのであれば、SBI証券もオススメできます。口座間連携のユーザーインタフェースは楽天証券のほうが良いです。

参考

新生コネクトの申し込みは少しトラブルがありましたので、うまくいかないひとは、以下の記事も参考にどうぞ。

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