はじめに
配当金生活、憧れますよね。ですが、高配当の株式を選んで、たまに入れ替えを検討するのは、ずぼらなひとには結構大変だと思いませんか。
VYMなどの海外ETFを購入しても良いですが、こちらは買付が厄介です。自動買付できる証券会社を選んでも金額は時価です。設定してそのままというわけにはいきません。
これは、ずぼらな私には不可能に近いので、ずぼらでもできる配当金生活を紹介します。
ずぼら式配当金生活とは
簡単に言うと、投資信託の配当に相当する金額を定期売却することです。定期売却なので、メンタルが弱くても自動的に処理されるところが良いですね。これを配当金マシンと命名しましょう。おこづかいマシンでもいいですね。
分配金の無い株式の投資信託は、配当分を分配せずに、再投資してくれています。つまり、投資信託は配当に相当する金額が含まれています。この配当の範囲内で取り崩すことで、配当金を受け取るのと同じ効果があると考えます。
配当金マシンの作り方
楽天証券と楽天銀行を自動スイープで連携させて、以下を実施します。楽天証券なら自動的に銀行口座に売却金額が振り込まれるので手間いらずです!
①全世界株式インデックスファンドを〇〇万円スポット購入
②全世界株式インデックスファンドを月〇.〇%で定期売却
スポット購入としたのは、定期売却設定中に積立設定できないからです。積み立てを停止してから、定期売却設定すればよいです。資産増加期は積立でも問題ありません。おこづかい運用では、定期売却中にスポット購入すればおこづかいを増やせます。
定期売却は定額売却と定率売却があります。4%ルールを実行するのであれば定率売却が良いです。定率売却は楽天証券のみです。
4%ルールで取り崩したいときは、月々0.3%とすれば年3.7%で取り崩し可能です。
平均的な配当率で配当金生活をしたいときは、月々0.2%とすれば年2.4%で取り崩し可能です。
もっと多くのお金を使いたいときは、月々0.5%とすれば年6.2%となります。Die With Zero、つまり人生の終わりで資産がなくなるように設定するのも良いですね。
定期売却設定(楽天証券)
詳しい手順は下のほうの動画を見て頂けると嬉しいですけど、下の図のように金額指定と、定率指定、期間指定の3種類の売却方式が選べます。また受取日も指定できて、給料のように受け取ることが可能なのもうれしいですね。
定期売却シミュレーション
想定の運用率と、受け取り方の指定で、資産がどのように変化するかも表示してくれます。5%運用で、月々0.3%=年3.7%で取り崩すと、資産は増え続けますね。
実際には暴落する年もあるので、そのときは取り崩し金額が減ることなりますが、資産の寿命は延びます。メンテナンスが手間でなければ、売却を停止してキャッシュポジションを使うなどで、資産が減りにくくすることもできると思います。
毎月8万円(年間96万円)積み立てシミュレーション
就職してから毎月8万円づつ積み立てたらどうなるでしょうか。
これは積み立てをしながら、おこづかいを受け取るマシンです。しかも新しいNISAを想定していますので、税金もかかりません。
このプランでは、30歳の時点で月2万円のおこづかい(≒配当金)を受け取ることができます。40歳の時点で5万円のおこづかいです。54歳で簿価が1800万円となり、積み立てNISAの最大枠となりますので、積み立ては止めています。退職の60歳の時点で12万円のおこづかいになります。年金に加えて、これだけの金額があれば余裕で生活ができるのではないでしょうか?
もっと資金があるひとは、特定口座でも資産を積み上げることで余裕な配当金で暮らすことができるでしょう!!!ずぼらな人の出口戦略として最適ではないでしょうか?!
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