職種別・年代別年収を知ろう

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職種別・年代別年収

就職する前に職種別の年収や、年代ごとにどのような収入になるか調べたことはありますか?いまと異なり、そのような情報はなかなか目にすることはありませんでした。しかし、就職する前に、就職した後でも、自身の収入がどのように変化していくか理解することは重要です。

本記事は、50代でFIREを考えている人より、自分の子供や若い人の参考になると良いと思い説明します。職業を決めるときの参考になると嬉しいです。

令和3年度 業種別の平均年収

1位、電気・ガス・水道。ライフラインはやっぱり強いのですね。

2位、金融業。銀行や、証券会社などです。銀行はオワコン感がありますが高給取りですね。

3位、情報通信業。NTTやKDDIとかの通信キャリアです。

4位、複合サービス事業。コープとか生協で、保険とか複数の事業をやるもの。

などなど。上位はほとんどがエンジニアで、金融業で経済学部が入る感じでしょうか。

金融業は競争が厳しい印象で、サラリーマンで良い年収を得るにはエンジニアが良さそうです。

医療とかは利益を追求しない組織だからか、大変なわりに年収は低いですね。高収入の医者も含まれるはずですが、それを含めても低い位置にいるので、医師以外は大変と思います。

平均年収

令和3年度 業種別の平均年収の詳細1

上のものだと、細かい職種がわかりませんので、詳細な分類データを年収の高い順に並べました。

思った通り、医師が1400万円パイロットが1100万円と高給取りです。金融業も1000万円と高給取りです。ひと握りの人になれればいいですが、それでもプレッシャーは半端なさそうです。

先生と呼ばれる弁護士は930万円くらいで高給取りですが、思ったほどでもない印象です。海外ドラマの見過ぎですね。

歯科医師は800万円と意外に少ないです。開業医ではなく、勤務医もそれなりに多いということかもしれません。

意外なことに、小中高の先生が平均700万円と高給取りです。ただし、ネットの情報からすると残業代が出ないとか、部活の顧問もあり、問題を起こす生徒もいるでしょうから、苦労は絶えなさそうです。もっともらっても良いと感じる職種です。部活をスポーツ指導者、生徒指導をカウンセラーに任せるような仕組みにしないと後継者がいなくなりそうです。

エンジニアは600万円くらいですね。高給取りではありませんが、平均年収以上ですから充分に良い職業であると思います。プログラマーはコーディングするだけの人だと、下請け会社になってしまうので、500万円程度になります。

平均年収

令和3年度 業種別の平均年収の詳細2

続きです。このあたりから平均年収になります。

作業員と言われる業種が多い印象です。

歯科技工士は420万円くらいで安いのですね。実際の業務がわかりませんが医療系なのに意外です。

平均年収

令和3年度 業種別の平均年収の詳細3

さらに続きです。看護師さんは400万円、いないと困るのに安いですよね。

幼稚園の教員や保育士も400万円未満安すぎです。大変そうなのに。保育園に預けるときは、2~3歳だと6万円の保育料、5~6歳で3万円の保育料くらいでした。5~6歳でひとり10人見れたとして、月30万円。それだけだと、給料が払えないから30万円くらいは税金補助でしょうね。60万円のうち5割が取り分として30万円x12=360万円。

どうでしょうか?ご自身のやりたいことと、収入を見比べて、進路を変えるのはアリと思います。

平均年収

令和3年度 年齢階層別の平均年収

男性は定年の60歳に向けて、収入が順調に増えています。一方、女性は一定の金額で横ばいになります。私の会社でも、昇進意欲のある女性が少ない印象ですから、日本全体でも同様と思われます。男性同士でも声のデカいひとのほうが、意見を押し通す感じはありますから、その中で女性が昇進するのは難しいかもしれません。女性主体の会社を作らないと女性の収入は上がっていかないでしょうね。

年齢階層は男性のデータを見るのが適切でしょう。

年齢別の平均年収は一定のところで頭打ちになるように見えますよね。

これは、相応に昇進すると(会社によりますが)リニアに収入が伸びます

年齢別平均年収

20代

初任給が300万円未満と低すぎる感じはします。総じて収入が低いので、20代でお金がないのは必然ですね。ここでやめてしまう判断はもったいないかもしれません。先輩の収入をこっそり聞いてみてからがいいですね。

私も20代は全然お金がありませんでした。3年目くらいからは、給与天引きで100万円の貯金を強制的にしていたのと、遊びにも車にも使っていたので、銀行口座に数十万円くらいしかなかったと思います。だけど、体力のある若いうちにいろいろと遊べて楽しかったので、全く後悔はありません。むしろ貯め過ぎの同僚は楽しいのかなと心配していました。若い人には色々経験してほしい。

30代

平均年収が545万円ですから、役職にもよりますが、30代後半の先輩の年収が生涯の平均年収になるということですね。係長とか主任とかの役職になるでしょう。バリバリ、プロジェクトを引っ張る役目ですね。いろいろできることが増えて楽しい盛りです。結婚するひとも多く、体力に任せて頑張る時期です。この時期には自分の進む方向を定めておかないと先がつらくなりますよ~。

40代

管理職になり始める年代です。責任の上がり方と給与の上がり方にギャップがあって、昇進したがらない人がいる印象です。たぶん、ゲームチェンジする必要があるのですね。プレイイングマネージャーにならざるを得ない面もありますが、優秀なひとを周りに集めることができれば、あとは楽です。優秀層がいないと負のスパイラル(´;ω;`)ブワッ。山本五十六ばりに、やってみせるしかないわけですが、自分が楽になるために頑張りましょう。

50代

部長になる人も増える年代です。同世代の1割程度でしょうか。上の立場になるほど正解がなくなっていくので大変ですね。しかも、その上位上司も正解なんてわからないものだから、「口先だけで言っといたから適当にやって~」とか、「下の人は丁寧に教えてあげないとついてこないよ~」とか、何も教えてこなかった自分のことは棚に上げてくるそうでストレスはたまるそうです。強力なポジティブシンキングスキルがないとつらいでしょう。

平均年収545万円の賃金テーブルイメージ

賃金テーブルを作ってみました。日本式企業だとこのような感じと思います。

ずっと担当者レベルで昇進しないと平均に満たないことになります。

係長・主任になると平均年収までは上がるイメージです。若いうちは低賃金なので、生涯賃金では平均に満たないかもしれません。

課長以上に昇進すれば、平均は超えてくるでしょう。

課長・部長あたりまで昇進して、55歳でFIREが、仕事も頑張ったし、そこそこに元気なうちに引退できるしで、良いパターンではないでしょうか。仕事もしないで、若いうちにFIREは、私はつまらないと思っています。

賃金テーブル例1

エンジニア(平均年収650万円)の賃金テーブルイメージ

私の会社に近いイメージです。課長以上はブレ幅が広いので、課長以上で1000万円プレイヤーになる人も出てきます。部長以上は1000万円を超えます

最近テレビで見ましたが、海外では管理職以上になると、指数関数的に収入が増えるそうで、日本もそうなってくると昇進したい人が増えるのではないでしょうか。ただし、就職氷河期世代は間に合わないでしょう。現時点では、海外に行くしかないですが、体力的に厳しいです。

賃金テーブル例2

さいご

如何でしたか?自身の進路の参考になりましたでしょうか?昇進のオファーを受けるか悩んでいるひとも、収入の見通しを知っておくことで、判断する材料になると思います。後悔を少なく生きていきましょう!

動画リンク

氷河期ニュース アーカイブ – 55歳FIREを目指すズボラ神のブログ (godzubora.com)

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