マイナ保険証の問題は解決するのか

氷河期ニュース

何かと騒がれているマイナ保険証です。賛成と反対が拮抗している状況ですね。一般的に言われているメリットとデメリットを確認してみましょう。

マイナ保険証のメリット

先に、私がメリットと思うことを書くと、以下3点です。

・既往歴の説明が不要
・高額療養費の事前申請が不要
・医療費控除手続きがラク

では、利用者目線で提示されるメリットを確認しましょう。

メリット1:医療機関での受付が自動化

大きなメリットではありませんが、必要事項記入の省略と、待ち時間が短縮される可能性はあります。

メリット2:過去の特定健診や薬剤処方のデータが分かる

言い忘れることもありますから、既往歴の説明が不要なのは良いですね。特定検診の記録情報はだいぶ細かく記載されるようです。これはマイナ保険証にならなくても記録されます。

メリット3:高額療養費の限度額以上の一時支払いが不要

高額医療費の場合、「限度額適用認定証」を事前申請すると全額の一時払いが不要になります。「限度額適用認定証」がない場合は全額支払ってから申請し、還付を受けます。

マイナ保険証で情報提供に同意しておくと、「限度額適用認定証」の事前申請が不要になるようです。面倒なことが減るのはメリットですね。

メリット4:確定申告の医療費控除手続きが簡単

医療費の情報が一元管理されるので、医療費控除の手続きがラクになります。使う必要のないことが一番よいですが、必要になったときに医療費控除申請がラクなのは良いですね。

メリット5:保険証の切り替えが不要

転職や退職時に健康保険証が切り替わりますが、それが不要ということです。しかし、人生で数回のことですからメリットとは言えないですね。

マイナカードの電子証明書は5年で更新が必要なので、マイナカードを保険証くらいでしか使わないひとにとってはデメリットのほうが大きいです。

私自身は確定申告でマイナカードを使いたいので、デメリットにはなりません。ただし、ボケた時にマイナカードの更新ができないけど、どうするかな?(´_ゝ`)という別の心配はあります。確定申告どうしよう。

メリット6:窓口での支払いが安くなる

数十円とかのわずかな金額です。メリットとは言えません。

マイナ保険証のデメリット

私がデメリットと思うのは、システムダウンやエラーです。災害時にどうするのかが気になるところです。

では、デメリットも確認しましょう。

デメリット1:個人情報漏えい

どのようなシステムでも情報漏洩はありますが、芋づる式に個人情報が漏洩するところに危機感を持っているのでしょうか。

結局のところ、バックグラウンドではマイナンバーで情報が紐づけされているので、権限さえあればみえてしまうでしょう。マイナンバー自体は、住所と氏名くらいの個人情報の位置づけで、漏れても問題ないようにするべきですね。

マイナンバーが無くても多くの詐欺事件が起こっています。既にマイナンバー以外から個人情報はダダ漏れですから、大きなデメリットではない気もします。

デメリット2:利用できる病院や薬局が少ない

これは現時点のデメリットですね。対応する機関が増えたら、何のデメリットもありません

機関側の問題はシステム費用が掛かるということでしょう。機器代金くらい国から出せばいいとは思います。ランタイムコストの通信費で出来る程度にすればいいのではないかと思います。

デメリット3:システムダウンやエラー

個人的にはこれが一番大きなデメリットでしょう。平時でも通信エラーは起こりえますし、災害時は特に問題が発生します。どうやって解決するのか事前に示すべきでしょうね。

ただ、全国のコンビニではネットワークが必須なQRコード決済も問題なく稼働していますし、医療機関でできない理由がありません。不安なら医師会で近くの電気屋さんと提携しておけば良いのではと思います。

災害時はクレジットカードやQRコード決済も使えなくなります。そうなるとマイナカードと異なる健康保険番号は必要な気はします。

解決策?

マイナ保険証と健康保険証の併用がバランスが良いと思います。

当然、従来の健康保険のやり方はコストがかかりますから、その費用を回収する必要があるでしょう。

マイナ保険証での負担が3割なら、従来の健康保険は4割にする災害時は健康保険証を使って、平時に戻ったらマイナ保険証で還付を受ける。

マイナ保険証に対応したくないひとは、従来の健康保険証を使ってコストを負担してもらえばよいのです。選択の自由です。

なーんて。実際、どうするのでしょうね。今後のニュースを注視しましょう。

ではまた(´ー`)ノシ

※画像はマイナポータルホームページより引用

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